「地域包括支援センター」って、どこにあるの?
このサイトでも繰り返し出てくる「地域包括支援センター」。高齢者の暮らしや介護の、何でも相談できる公的な窓口(無料)で、市区町村が設置しています。でも、「相談を」と言われても、どこにあって、どう連絡すればいいのか分からない――それが普通です。ここで、具体的にご案内します。
大事なポイント:「本人が住む地域」のセンターが窓口です
担当のセンターは、介護を受ける本人が住んでいる市区町村で決まります。担当する地域(圏域)が細かく分かれていることが多く、本人の住所で担当センターが決まります。
親と離れて暮らしている方は、あなたの住む地域ではなく、親が住む市区町村のセンターが窓口になります。遠くても、電話で相談できます。
探し方(3つの方法)
方法1:インターネットで検索する
検索窓に、「(本人が住む市区町村名) 地域包括支援センター」と入れて検索します。
- 例:「世田谷区 地域包括支援センター」「○○市 地域包括支援センター」
- 市区町村の公式サイトに、センターの一覧・担当地域・電話番号が載っています。本人の住所がどのセンターの担当かを確認しましょう。
方法2:役所に電話して聞く
ネットが苦手なら、市区町村の役所(市役所・区役所・町村役場)に電話して聞くのが確実です。
- 代表番号にかけ、「地域包括支援センターのことで聞きたい」、または「介護保険の担当課(高齢福祉課など)」とお願いします。
- 本人の住所を伝えると、担当のセンターと連絡先を教えてもらえます。
方法3:全国の検索システムを使う
厚生労働省の「介護サービス情報公表システム」などでも探せます。
⚠ 自治体によって、呼び名が違うことがあります(「高齢者あんしんセンター」「おとしより相談センター」など)。その場合も「地域包括支援センターのことです」と言えば通じます。
連絡のしかた(電話でOK)
見つけたら、電話をかけるだけで大丈夫です。多くのセンターは平日の日中に開いています(時間は自治体により異なります)。
最初の一言は、こんな感じで十分です:
- 「○○(地域)に住む母のことで、相談したいのですが」
- 「最近、父のもの忘れが増えて、認知症かもしれず心配で…」
そのあとは、職員が順番に聞いてくれます。うまく説明できなくても大丈夫です。
- 本人がいなくても、家族だけで相談できます。
- 費用は無料です。
- 予約なしで電話相談できることが多いですが、自宅への訪問やじっくりした相談を希望する場合は、予約すると安心です。
伝えること・聞くこと
電話の前に、メモを用意しておくとスムーズです。
- 伝えること:本人の年齢・住所、困っていること、いつ頃からどんな様子か
- 聞くこと:どこを受診すればいい?/介護保険の申請は?/使えるサービスは?/これからどう進めれば?
老人ホームの相談窓口はどこ?無料で相談できる公的窓口
地域包括支援センターは、在宅介護だけの窓口ではありません。「自宅での介護が難しくなってきた」「特養とグループホームのどちらが合うか分からない」「費用を含めて相談したい」といった段階でも相談できます。
相談するときは、本人の介護度、認知症の状態、希望する地域、月々に負担できる金額を分かる範囲で伝えます。施設の種類を先に決めていなくても大丈夫です。老人ホーム・介護施設の種類と選び方も、相談前の整理に使えます。
| 相談先 | 向いている相談 |
|---|---|
| 地域包括支援センター | 施設を含め、今後の介護全体を無料で相談したい |
| 担当のケアマネジャー | 現在の介護サービスと施設入居を一緒に検討したい |
| 市区町村の高齢福祉・介護保険担当課 | 介護保険施設、介護保険、地域の制度を確認したい |
| 民間の施設紹介サービス | 個別施設の空室や見学を相談したい。紹介対象や手数料の仕組みも確認する |
民間の無料紹介サービスは、施設側から支払われる手数料で運営されている場合があります。紹介対象が提携施設に限られる可能性も確認し、最初から一社だけに絞らず、公的窓口や介護サービス情報公表システムの情報と比べて判断してください。
24時間対応ではありません
地域包括支援センターの開所時間は自治体ごとに異なり、多くは平日の日中です。認知症に関する全国共通の電話相談にも受付曜日・時間があります。夜間や休日に相談したい場合は、本人が住む市区町村の公式サイトで「高齢者相談 夜間」「介護相談 休日」などの案内を確認してください。
受付時間外に生命や身体へ差し迫った危険がある場合は、通常の相談窓口の開始を待たず、地域の緊急案内に従ってください。
時間帯と緊急度ごとの選び方は、介護相談を24時間・無料でできる?夜間・休日の相談先に整理しています。
65歳未満(若年性認知症)の方へ:地域包括支援センターは主に65歳以上を対象とするため、若い世代では仕事・お金など対応が及びにくいことがあります。その場合は、若年性認知症コールセンター(0800-100-2707、月〜土10〜15時)や、各都道府県の若年性認知症支援コーディネーターも専門の相談先です。
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※本記事は一般的な情報提供です。開所時間・名称・担当などは自治体により異なります。詳しくはお住まい(本人が住む地域)の市区町村にご確認ください。
参考・出典
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